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この演奏を微妙だと言っちゃうか [前田淳志]

淳志です。
先日Athquakeのライブを観に渋谷のDESEOに行ってきたんですが、勢いのあるバンドってのはこういうものかと勉強させられました。
かなり年下なんだけど、みんな音楽に対して真摯なのが音から伝わってくるから普通にファンです(笑)

さて最近、音楽の本質をかいま見るような出来事がありまして。
俺はニコ厨だからボカロ曲も普通に聴くんですが、常々
「タダで毎日新しい曲聴けんだから、十代の中にはほぼニコニコでしか音楽聴かないような子もいるだろうな」とは思ってました。
経済的だし、ニコニコは正直レベル高いから当然の流れとしてあるだろうなって。

で、ニコニコって10年以上前のフェスのレアな映像も結構あるから、フジロック99のRAGE AGAINST THE MACHINEのライブを発見して観てたんです。
高校生の当時は分からなかったけど改めて観ると凄まじい演奏で、一番特徴的なのがドラマーのギリギリまで引っ張った「後ノリ」。
意図的に、譜面で表せないくらい微妙に遅れさせて叩く事で引きずるような重いノリを作り出すめっさ高等技術なんですが、レイジやっぱスゲーな当時は適当にコピーして弾けてるつもりになってたな~とか思いながら観てたら、
「何かドラムモタッてね?」
「確かにドラム微妙だな…」
とかコメが流れてくる訳です。

いやいやいやいや!笑
確かにJポップやまして殆どのパートがコンピュータで演奏されてるボカロ曲じゃここまでの後ノリはまず有り得ないけど、何て事を言うんかと。
北島三郎に「コブシがちょっと暑苦しいんでもっとストレートに歌ってもらえます?」って言うようなものだよ笑

でも同時に、音楽ってそうだよなと思って。
どんなに音楽的に高度だろうと、逆に単純だろうと、嫌いなもんは嫌いだし好きなもんは好きでしかないんだよね。
クラシックの演奏家は一日平均8時間の練習でも少ないって言われる世界で何年も勉強してプロになって、一音一音がまさに人生そのものの様な演奏をしても、招待券貰ってコンサート来たような興味の無いお客さんは寝ちゃうわけだし…笑

だからこそミュージシャンは「分かる奴にだけ分かればいい」とか「とにかく一般の人に分かりやすいようにしよう」とかそんな浅はかな姿勢じゃなくて、自分達の信じる音楽を妥協なく突き詰めて、「これが自分達の最高だから、どう受け止められたって悔いはない」っていう爽やかな気持ちでどうぞ聴いて下さいっていうふうに一曲一曲やってくしかないと思うんです。
理論武装してる暇があったら一音でも多く紡がなきゃ。

とか言いつつダラダラと書いてしまっている俺がいたorz

曲作りのスピードアップを目指して極力ショートカットキーを使って作業してるんですが、慣れてないから逆に遅い遅い!リハビリみたいになってる笑
痛みを伴う構造改革中。


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